わたしのストーリー 2009~ ブログテーマ:家族・恋人・友人・同僚等
②お父さんもそう思ってきた(家族)
[家族・恋人・友人・同僚等] 投稿日時:2009/08/15(土) 23:05
立場:家族
▲ ▲ ▲ ▲ ▲
2007年9月、私の父は直腸ガンのため手術をしました。
夕飯が終わり、父がテレビを消して、穏やかな声で私にこう言いました。
夕飯が終わり、父がテレビを消して、穏やかな声で私にこう言いました。
「ガンだって。」
その言葉を聞いたとき、私の目の前が真っ暗になりました。
ガン=死を連想したからです。
ガン=死を連想したからです。
しかし、私の頭のスイッチはすぐに切り替わっていました。
私は父に対してこう言いました。
私は父に対してこう言いました。
「大丈夫だよ、きっと治るから。」
父は、私のその言葉が嬉しかったらしく、
「○○(←私の名前)が大丈夫と言うなら、お父さんもそう思ってきた。」
と言ってくれました。
それから、手術日が決定してからの数週間、
私はできる限りの情報をネットや本で調べていました。
私はできる限りの情報をネットや本で調べていました。
父が病気になった時、ガンという病気になったことよりも、
娘として何一つ父に親孝行が出来なかったことが
娘として何一つ父に親孝行が出来なかったことが
一番悲しく思っていました。
手術の日、手術室に向かう父を見送るとき、
最後に振り向いて家族の方に手を振った父を見ながら、
最後に振り向いて家族の方に手を振った父を見ながら、
まるでこれが最後の別れになるような気持ちになり、
涙が出そうになりました。5時間に及ぶ手術が終わり、
涙が出そうになりました。5時間に及ぶ手術が終わり、
父の顔を見てほっとして家族皆で泣きました。
その後、合併症を起こしたことにより長期入院になり、
退院後は静脈血栓で緊急入院になり、
退院後は静脈血栓で緊急入院になり、
2007年の9月~12月は家族にとっても試練の毎日でした。
2008年1月から再発予防を目的とした抗がん剤を
2008年1月から再発予防を目的とした抗がん剤を
4クールしました。
現在は経過観察で術後2年経過し、体調も良いようです。
あの当時を振り返り、いつも思うのは
主治医や入院中に献身な看護をしてくださった看護師さんの存在です。
主治医や入院中に献身な看護をしてくださった看護師さんの存在です。
医療は医師の技術だけではなく、
トータルなケアを必要とされています。父はそのすべてが整った環境で治療を受けられた
トータルなケアを必要とされています。父はそのすべてが整った環境で治療を受けられた
ことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ブログ最新記事
- ③生きる勇気(40代/13年) (08/21 22:28)
- ②お父さんもそう思ってきた(家族) (08/15 23:05)
- ①俺は負けない!そしてあなたも負けない。(20代/5年) (08/15 14:12)
- 患者、家族、医療者などそれぞれの立場でのストーリー (08/15 14:07)
コメント